2025.01.11 12:40発達に課題のある小学1年生の子どもが、今年の干支であるヘビをカラフルにカラフルに、そして可愛く表現し、仕上げました発達に課題のある小学1年生の子どもが、今年の干支であるヘビをカラフルにカラフルに、そして可愛く表現し、仕上げました。しかも、限られた時間の中、最後まで諦めず仕上げた気力はとても素晴らしく、この経験は、今後のさまざまな活動に役立つと思われます。 子どもが美術作品を完成させたことへの教育・発達心理学的な考察 子どもが限られた時間や環境の中で、美術作品を完成させたという事実は、発達心理学的に非常に興味深い現象です。この出来事を多角的に考察してみました。 教育的な側面 •達成感と自信の獲得: 作品を完成させた経験は、子どもに大きな達成感を与え、自己肯定感を高めます。これは、今後の学習意欲や困難に対する挑戦心を育む上で非常に重要な要素です。 •問題解決...
2025.01.10 14:40発達に課題のある子どもがコマを作った。発達に課題のある子どもがコマを作った。自身がお正月に遊びたいという気持ちからコマになった。 廃材の段ボールと爪楊枝。材料は、自分で選んだ。その考え方、材料選び、そして創作力の素晴らしさに感銘を受け、今回取り上げました。 カタチや仕上がり具合も大事だけど、僕は、モノを作り出すという創造力と表現力を重要視しています。 仕上がったコマは、よく回りました。 発達に課題のある子どもの美術的発達思考について 発達に課題のあるお子さんの美術的発達思考は、個人差が大きく、一概にこうである、とは言えません。しかし、一般的に以下のような特長が見られることがあります。 特長 •自己表現の手段として:言葉でうまく表現できない気持ちを、絵や造形物を通して表現しようとします。 •...
2024.12.29 14:55芸術による教育芸術による教育 芸術は、単なる表現の手段を超えて、人間を豊かにする強力な教育ツールです。 芸術教育のメリット •創造性と問題解決能力の育成芸術活動は、子どもたちの想像力を刺激し、新しいアイデアを生み出す力を養います。また、様々な課題に直面し、それを解決していく過程で、問題解決能力も育まれます。 •表現力とコミュニケーション能力の向上芸術作品を通して、自分の考えや感情を表現し、他者と共有することができます。これにより、コミュニケーション能力が向上し、自己表現力が豊かになります。 •美的感覚の涵養芸術に触れることで、美しさに対する感覚が養われ、豊かな心を育むことができます。 •学力向上芸術教育は、他の教科の学習にも良い影響を与えます。例えば、音楽を学ぶこと...
2024.12.23 13:50チャイルド・アートの発達心理学:子どもの絵の秘密を探る。チャイルド・アートの発達心理学:子どもの絵の秘密を探る。 子どもの絵は、単なる落書きではありません。そこには、子どもの心身の発達や成長過程が色濃く反映されています。チャイルド・アートの発達心理学は、これらの絵を分析することで、子どもの心の奥底にあるものを解き明かそうとする学問です。 なぜ子どもの絵を分析するのか? •心の窓: 絵は、言葉で表現できない子どもの感情や思考を視覚的に表す「心の窓」のようなものです。 •発達段階の指標: 絵の変化を観察することで、子どもの認知能力や社会性、感情の発達段階を把握することができます。 •心の問題の早期発見: 絵の中に現れる異変は、心の問題の早期発見につながる可能性があります。 子どもの絵の発達段階 子どもの絵は、年...
2024.12.20 13:50発達に課題がある子どもたちの美術における共通感覚論発達に課題がある子どもたちの美術における共通感覚論 まずは、共通感覚論とは? 共通感覚論は、人間が生まれながらに持っている、客観的な世界に対する共通の認識や感覚を重視する思想です。いわば、人間が世界を理解するための「共通の土台」のようなものと考えられます。 発達に課題がある子どもたちの美術の文脈で「共通感覚論」を考える際には、いくつかの重要な点に注意する必要があります。通常の共通感覚論との違い •個性の尊重: 発達に課題がある子どもたちは、それぞれ異なる発達段階や特性を持っています。そのため、一般的な共通感覚論のように、すべての子どもに共通の感覚や認識があるとするのではなく、個々の違いを尊重し、その子独自の表現方法や感覚を大切にすることが重要です。•多...
2024.12.19 14:30未かくにん生物小学3年生の子どもが『未かくにん生物(本人曰く)』をブロックで作り上げました。自分のアイデアを形にすることは、自信や達成感を感じるのでとても大切なことです。 本人は、その完成したことがとても嬉しかったようで、その『未かくにん生物』がどうしてそのような形を選んだのか、どんな能力があるのか、どこに住んでいるのかなど、さらなる想像力を育む話をいっぱい語り合いました。 その後、『未かくにん生物』を絵で表現しました。 アートは自己表現の一つで、ブロックでは表現できない思考や感情を視覚的に伝える手段となります。また、創造的なプロセスを楽しみ、個性を表現するより深い感性を育む教育となったと考えています。 *未かくにん生物と漢字で書いてないのは、子どもの意思を尊重して...
2024.12.16 14:55発達に課題のある子どもへの美術教育発達に課題のある子ども。感性を伸ばす美術教育は、子どもの特性を引き出し、社会で生きて行くための糧となる。 発達に課題のある子どもへの美術教育:感性を伸ばし、未来を拓く。 発達に課題のある子どもたちにとって、美術教育は単なる趣味の範囲を超え、豊かな可能性を育む重要な要素です。絵を描く、粘土をこねるなどといった活動は、言葉では表現できない感情や思考を視覚化し、自己表現を促します。 なぜ美術教育が大切なのか? 自己肯定感の向上: 作品を作り出す経験は、達成感や自信につながり、自己肯定感を高めます。 コミュニケーション能力の向上: 作品を通して他者と意見交換することで、コミュニケーション能力が向上します。 創造性と問題解決能力の育成: 自由な表現活動を通して、...
2024.12.08 14:50落ち葉deアート落ち葉deアート 今日は、子どもたちにもっと季節を感じて欲しいという思いと、美しいものを観るチカラをつけられればという考えから「落ち葉deアート」の活動を行いました。 とっても楽しくて、各自袋いっぱいに落ち葉を集めることができました。 落ち葉deアートを通して発達を促す 効果と可能性 落ち葉アートは、単なる遊びを超えて、子どもたちの発達に多岐にわたる素晴らしい影響を与えます。特に発達に課題を抱える子どもたちにとっては、五感を刺激し、創造性を育み、自己肯定感を高める絶好の機会となります。 落ち葉deアートがもたらす効果 •五感の刺激 視覚様々な色や形の落ち葉を観察することで、色彩感覚や形の認識能力が養われます。 触覚: 落ち葉のザラザラとした感触...
2024.12.08 13:55幼児の絵の魅力 •心の表現 子どもたちがアートをしたいと求めて来ました。そこで画用紙に描くのではなく、机いっぱいの大きさに模造紙を切って、それに描きました。とても楽しくいっぱい自分の描いた絵の説明もしてくれました。幼児の絵は、単なる落書きではなく、彼らの心の窓であり、無限の可能性を秘めています。 幼児の絵の魅力 •心の表現 まだ言葉でうまく表現できない感情や考えを、色や形を通して自由に表現します。 •創造性 既成概念にとらわれず、独創的でユニークな世界観を描き出します。 •発達の様子 描くことによって、手先の巧緻性や認知能力の発達を促します。 幼児の絵を育む •自由に描く環境 色々な画材を用意し、自由に表現できる環境を整えましょう。 •褒める 描いた絵を褒めることで、自...
2024.12.06 14:45美術教育の必要性と導入について美術教育の必要性と導入について 美術教育は、単に絵を描く技術を学ぶだけではなく、人間として成長するために不可欠な要素です。創造性、表現力、問題解決能力、そして共感力を育み、より豊かな人間性を育む土壌となります。 美術教育がなぜ必要なのか? 創造性の開花 自由な発想と表現を促し、新しいアイデアを生み出す力を養います。 表現力の向上 様々な素材や技法を用いて自分の考えや感情を表現することで、コミュニケーション能力が向上します。 問題解決能力の育成 作品制作を通して、問題を発見し、解決策を模索する力が養われます。 共感力の涵養 他の人の作品に触れることで、異なる視点や価値観を理解し、共感する力を養います。 自己肯定感の向上 完成した作品を見る喜びや、他者から...
2024.12.04 00:47美しい秋を活かした教育。多様な可能性。美しい秋を活かした教育。多様な可能性。 秋の豊かな色彩は、子どもたちの五感を刺激し、創造性を育む絶好の機会となります。特に、障害のある子どもたちにとっては、自然との触れ合いが心身に良い影響を与えることが知られています。 秋の色彩がもたらす教育効果 五感の発達 視覚: 様々な紅葉の色、落ち葉の模様、どんぐりの形など、視覚的な刺激が豊富です。 触覚: 落ち葉の感触、木の皮のざらざら感、果物のなめらかさなど、触覚を通して自然を体感できます。 聴覚: 風に揺れる木の葉の音、小鳥のさえずり、川のせせらぎなど、聴覚的な刺激も楽しめます。 創造性の育成 秋の素材を使った作品作り:落ち葉やどんぐりでコラージュを作ったり、木の実でアクセサリーを作ったりする活動は、子ども...
2024.12.03 02:56ネコの絵本からこの日のアート活動は、今回取り組んでくれた未就学児がこれまでアート活動は楽しいという思いが芽生え、アートに対する意識が定着しつつあります。今後は、さらに表現の楽しさをもっと知って感性がより磨かれることで自信やコミュニケーション能力、そして自然観察から主体的に色彩などが学べるようにといったことを目指す活動をと計画実行考えています。 その考えから今回は、ストーリー性のあるアート「一匹のネコ、二匹のネコ、三匹のネコ、四匹のネコ」といった4ページの創作絵本を作りました。 その制作途中で、普段では聞けない社会性のある言葉が多く出ました。 そのような活動によってもたらされる心の働きを、発達心理学、教育心理学の立場から考察します。 創作絵本制作がもたらす...