障がいのある子どもが描いた「赤鬼」

今日のアートは、節分に因んで赤鬼を描きました。
赤鬼と青鬼のどちらを描くと聞けば、赤鬼を描くと主張。それで赤鬼となりました。
今回、アートの取り組みで輪郭線からはみ出しての着色を止めるという決意の基、さまざまなチャレンジをしてくれました。 障害の関係から握力が弱い。満足に鉛筆が持てない。といった背景から、色鉛筆での着色は、困難であると理解しながらも、輪郭線からはみ出さず着色することは、かなり困難だと想定していました。何故なら、握力が弱いことで、自身の思いもよらない鉛筆の操りが、困難であるから。それを理解し上で、鉛筆の持ち方をいろいろ工夫をしてみました。しっかりと着色できる持ち方を選択させました。 これらは、今日、リハビリ(作業療法)をされている先生からも助言をいただいて出した解答です。 結果、画像のような仕上がりとなりました。 とても素晴らしいです。
この仕上がりによって、新たな達成感が生まれ、自信につながったことでしょう。
人は、それぞれの可能性を持っていると思われます。それを導くのは、我々の仕事だと思います。


大場六夫's Art Random 僕の美術教育論

アートでできること。アートを理解する。アートで支援。アートで隔たりのない社会づくり。

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