2024.05.10 14:05未就学児とアート未就学児がアートの活動により表現力や色彩感覚が向上することは、アートを多角的にしっかりと自身が受け入れ、反映させていると考えられます。そのためには、未就学児の表現力や色彩感覚を向上させるには、指導者が以下の点に注意することが重要です。1. インスピレーションの提供:子どもが自発的にアイデアを出しやすい環境を整え、異なるアート作品や技法を観せる創造性を刺激します。2. 自己表現を尊重:子どもの個性やアイデンティティを尊重し、子ども自身が自由に表現できるようサポートします。3. 安全な空間の提供:子どもがミスを恐れずに試行錯誤できる安心な環境を提供し、失敗を受け入れられる包容力が求められます。4. 手助けと励まし:子どもが挑戦する際にはいろいろと語り合うこ...
2024.04.26 02:40僕の美術教育論2今日のアートの取り組みから。[僕の美術教育論2]子どもたちが自分の内面を表現しようとするのは、彼らが成長して自己認識を築き、自己表現の重要性を理解するからです。子どもたちは、感情や思考を他人と共有し、自分の存在を確立したり、他者とのつながりを強めたりするために表現します。また、好奇心や想像力が旺盛な子どもは、自分の内面を表現することで、世界を理解し、新しい経験を得る手段として活用します。好奇心や想像力が旺盛な子どもは、自分の内面を表現することで、自らの興味や好奇心を追求し、新しい知識や経験を得ることに対する意識が働いています。子どもたちは、自分の内なる世界を探求し、それを表現することで、外界とのつながりを深め、学びや成長の機会を広げます。その結果、子ど...
2024.04.19 14:10美術教育から生まれる自信。そして生きる力。アートの取り組みは、創造的な表現を通じて自己表現や挑戦を促す場です。自己表現を促すことは、自分の考えや感情、アイデンティティを形にするための手段を提供することです。アートの取り組みは、そのための強力なツールであり、自分自身を表現する機会を提供します。やり遂げる力は、いくつかの要素から生まれます。まず、目標を設定し、それに向かって努力する意欲や決意が重要です。また、困難や挑戦に対する耐久力や忍耐力も不可欠です。さらに、達成感や成功体験から自信を得ることも、やり遂げる力を養う要素です。そして、自己管理や時間管理能力も重要な役割を果たします。これらの要素が組み合わさって、やり遂げる力が育まれます。自己表現をすることで、自分自身や他者とのつながりを深めることが...
2024.04.08 08:22認知と創造的な思考へ。今回のアートは、短時間でしたが、「シマエナガ」を見本を見て仕上げることができました。シマエナガの淡い色合いは、色鉛筆で表現するには難しいと思われましたが、しっかりと仕上げられました。(感動)。アートは視覚情報を通じて認知を刺激し、新しいアイデアや視点を生み出す力を持っています。視覚的な刺激は、個々の経験や感情と結びつき、創造的な思考を促進します。アートは視覚情報を自由に解釈し、異なる見方や感じ方を養います。これにより、個々の創造性が発展し、新しいアイデアやアート作品が生まれます。美術教育は障害児にとって、自己表現やコミュニケーション能力を向上させるだけでなく、感覚的な体験を通じて認知能力や創造性を促進する有益な手段です。視覚障害の子どもたちにも、触覚や...
2024.02.13 09:05バレンタインアートバレンタインデーに合わせ、ハートのアートを取り組んでいます。この日は、就学前の児童が取り組みました。ハートのカタチが歪んでいますが、それはそれで意味あって素敵に見えます。着色も色鉛筆を一本ずつ塗っていては、終わりが見えないと本人のアイデア。複数の色鉛筆を握って思うがままに表現しました。強要しない、手法も任せる。そのことから自身が工夫をする。その工夫が主体性を生む。アートは、絵の技法を学ぶだけでなく、描く行為から生まれる気づきが成長を促します。
2024.02.13 05:11普段描かない子どもが表現力を発揮し、描き上げた。普段は、玩具でひとり楽しむs君。そのs君に「アートしない?」と声かけしました。その時、複数の子どもたちがアートに取り組んでいたのを確認したs君は、「僕もアートする」と即答してくれました。これまでアートをする姿を見たことがなく、正直どのような絵を描くのか不明でした。正直なところ、「アートをする」と言ってくれるとは思いもしなかった。そうして画用紙とカラーペンを与えると、いきなり勢いよく描きはじめました。その姿は思いもしなかったことです。何も見ず、参考にすることもなく、思いのまま描き上げた絵がこれです。想像性が高く、素敵だと思いませんか?これからも描き続けられるよう、配慮して行こうと思いました。
2024.02.02 02:38障がいのある子どもが描いた「赤鬼」今日のアートは、節分に因んで赤鬼を描きました。赤鬼と青鬼のどちらを描くと聞けば、赤鬼を描くと主張。それで赤鬼となりました。 今回、アートの取り組みで輪郭線からはみ出しての着色を止めるという決意の基、さまざまなチャレンジをしてくれました。 障害の関係から握力が弱い。満足に鉛筆が持てない。といった背景から、色鉛筆での着色は、困難であると理解しながらも、輪郭線からはみ出さず着色することは、かなり困難だと想定していました。何故なら、握力が弱いことで、自身の思いもよらない鉛筆の操りが、困難であるから。それを理解し上で、鉛筆の持ち方をいろいろ工夫をしてみました。しっかりと着色できる持ち方を選択させました。 これらは、今日、リハビリ(作業療法)をされている先生からも...
2024.01.30 03:00カレーライス今回の作品は、カレーライス。 それは、本人の希望から。 当初、カレーライスと言われた時は、僕自身戸惑いがありました。それは、どのように仕上げればよいのだろうか?ということから。 でも、それを描きたいと言っただけに本人なりに工夫してもらいました。そのことから、僕自身、先の見通しが立ち、アドバイスができるようになりました。 今回特筆することは、色鉛筆の持ち方。 色鉛筆を寝かせてその上、優しく塗ることで淡く、自然な感じが表現されました。 このような技術、これまでやってなかったので不安がありましたが、その不安が払拭されるくらいすんなり受け入れてくれました。 それは、とても素晴らしい出来事で、絵を描くことが好きになった証拠でもあると考えられます。 一つひとつ作品...
2024.01.30 02:45アートで療育。自閉症の未就学児と療育をアートで行いました。 これは、特別にという訳ではなく、その幼児にとって今後の療育に前向きに捉えていただければという思いで紹介します。 当初、その幼児が希望する動物の絵を僕が描いていました。その後、幼児の希望ではなく、僕自身が自身の考えで動物の絵を描きました。それに対して幼児は、色鉛筆で着色をするようになりました。いわゆる塗り絵です。 そうして活動内容が進む内に、僕が魚を描いたことで「これは海やな」と幼児の発言。 「じゃ海なら、タコもいるよ、海藻もあるよ」という具合にいろいろと発展して行くことで幼児が楽しんでくれました。 その後、海だから船も浮かんでいるよといった具合に次々展開した挙句、空の絵まで描き、太陽や三日月も描きました。 ...
2024.01.30 02:39砂に落書き先日、子どもたちと公園に行った。 当然、鬼ごっこを始めた。 幼児も小学生組に混ざって走った。 とっても楽しく、賑やかに。 その後、砂地に絵を描いた。「先生観てみて」「携帯で写真を撮って」と嬉しそうに要求して来た。 僕は、その絵を観て、自身が子どもの頃、白墨で道に絵を描いて楽しんだ時のことを思い出された。 絵を描こうと考える主体性が素晴らしい。 このまま時間が止まればと思った。 とても良く描けていたので、誉めると喜んでくれた。 それほど寒くない午後のひととき。
2024.01.25 04:29着色今回のアートの取り組み。 これまで、色鉛筆で仕上げていた作品をもっと発展的にしたいという思いから、絵の具を使ってみました。 単に絵の具を使った作品作りは、まだまだ困難だと判断したことから、僕自身が粘土で造形物を作って、それに着色することが相応しくのではないかと判断して、この作品となりました。 多くの色を使うことで批判的な意見が出ることが、美術を理解していないと思う反面、多くの色を使うことから、色に対する認識が反映されるという思いから、今回もカラフルな仕上がりとなっています。 今、アートの活動をしていて、みんなが理解してくれて、それを反映してくれることを願いつつ、この取り組みを進めて行きます。 多くの色を使うことで色に対する認識を深めて欲しい。...