2024.06.30 14:50想像と表現。この日は、3人の子どもがそれぞれ思いのまま、想像を働かせ絵を描きました。その中でもA君は先日以来、色彩の分別による着色がしっかりとできています。これまでの作品は、カラフルに仕上げることに専念していました。それは、色に慣れ親しむ、色に対し、自由自在に使えるようになるなど色に対する抵抗なく使える、考えられるといったことからその経験が想像につながればといった思いで美術教育をしていました。そういった背景から前回の作品から色の分別を試みました。しっかりと色の分別ができたことからこの部分はどの色系にしようか考案し、作品を完成させています。この完成できたという経験が彼自身の心の領域が拡がっていると考えられ、表現力が豊かになり語彙力も深まだています。また、この日同時に...
2024.06.30 10:20東大阪市民美術センターでアート活動「絵画工作」を開催します。8月4日(日)13時から東大阪市民美術センターでアート活動「絵画工作」を開催します。5歳からでしたら誰もが参加いただけます。詳細、お申込みは、東大阪市民美術センターTell.072-964-1313 https://hos-higashiosaka-art.com/アートの活動が子どもの心理的発達に与える影響を与えます。感性の発達芸術や自然の美しさを体験することで、子どもたちの感受性や共感能力が育まれる。感覚的な体験が脳の発達にどのように寄与するか。創造性の育成美術、音楽、舞踊などの創作活動を通じて、創造的思考や問題解決能力が向上する。自己表現の手段としての芸術活動の重要性。感情の発達芸術を通じて感情を表現し、理解し、管理する方法を学ぶ。美的体験が情...
2024.06.28 14:502匹のワニ障害のある子どもが赤色系と青色系の2匹のワニを描きました。 なぜ、そのようなアートの活動をしたのか?と言われると、これまで彼の作品がカラフルに仕上げたことから、色に対する認識の確認とともに、色についてどのように意識をしているのかを確認するため、この取り組みを行いました。 この活動の中で、赤色系、青色系と分類する上で、これまでの作品作りによって本人もよく理解でき、仕分けが出来ています。 また、意見交換で色に対する自身の思いを表現するといった色彩感覚の問答を行いました。 これらの結果が、今回の作品に表現されていると思われます。 そのことから脳科学からみた感覚と表現は、どのように考えられるか? 子どものアートにおける限られた色使いは、脳科学の視点から見ると非...
2024.06.27 14:55概念と創造概念と創造。 概念 概念とは、物事の基本的な考え方や理解の枠組みを指します。子どもが新しい情報を学び、理解を深めるためには、概念の形成が重要です。 具体的には次のような活動が役立ちます。 基礎知識の学習 数学や科学、言語などの基本的な知識を学ぶことで、さまざまな概念を理解する基盤が作られます。 実践的な学習 実験や観察を通じて、抽象的な概念を具体的な経験として理解することができます。 ディスカッション 他者との対話を通じて、自分の考えを整理し、異なる視点を学ぶことで概念が深まります。 創造 創造とは、既存の知識や概念を基にして新しいアイデアや作品を生み出す能力です。創造力を育むためには、次のような活動が効果的です。 プロジェクトベースの学習 自分で課題...
2024.06.21 14:45自己表現と自己効力感普段、来所すると「アイロンビーズがしたい」と開口一番に出るのが、この日は、「アートがやりたい」と伝えて来ました。 僕自身もいつまでもアイロンビーズだけでは、伸びしろのことを考えていた矢先だったため、良かったと安堵と今後のことを考えなくてはという思いです この一連のアートの活動から観られる教育心理学の側面から考察します。 未就学児が自らアートをしたいという意思表示やその描いている様子には、以下のような教育心理が働いていると考えられます。 自己表現と自己効力感 ■自己表現の欲求 アートを通じて子どもは自分の感情、思考、経験を表現しようとします。絵を描くことは、言葉では表現できない感情や経験を具現化する手段となります。 ■自己効力感 自分で絵を描く...
2024.06.20 02:35新たな気づき。今回のアートは、「キリン」を描きました。 アートの取り組む時間が短かったことから完成にまで至りませんでしたが、アートの活動中、新たな気づきや発見がありました。 ・輪郭線を描くことに「ゆっくり丁寧に」と自身が己に言い聞かせるように行動していました。 ・着色する際は、色鉛筆の持ち方を変える能力を身につけました。 ・絵を描く時の姿勢良く活動しています。 ・今日、新たに自身が気づき取り組んだことは、着色する際、塗りやすいように画用紙の向きを変えたことです。塗りつぶすために手を伸ばすことなく、身近だと丁寧に塗れるといったことの考えの基、こういった行動に出たようです。 こうしてアートの取り組みによる指摘されるより、自身で気づくことからの発展は、自立や主体性が持てる...
2024.06.18 07:46美術教育が学習面でどのように役立ち人間教育に結ぶのか。美術活動は、学習面と人間教育の両方において重要な役割を果たします。 その具体的な役割を考察して行きます。 学習面での役割 1.創造性の育成 美術活動は、子どもたちの創造力や想像力を刺激し、自由な発想を促します。そのことから、問題解決能力や革新的な思考が育まれます。 2.観察力と表現力の向上 美術活動を通じて、細部に注意を払い、物事を観察する力が養われます。また、作品作りを通して自分の考えや感情を表現する力が身につきます。 3.感覚の発達 色彩、形、質感などに対する感覚に触れることで、感受性が豊かになります。このことは、他の学問領域でも感覚的な理解が深まります。 4.集中力と持続力の向上 一つの...
2024.06.16 14:35子どもの教育。子どもの教育。 美意識を育てることが学ぶ意識を芽生えさせるという非常に重要な要因だと考えられます。 美意識を育てることで、子どもたちは周囲の環境に対する感受性や観察力を高めることができ、これが学習への興味や探究心を引き出す助けとなります。 ▫️美術教育。 絵画制作をはじめとした創作活動を通じて感性を磨く。 美術鑑賞による本物の芸術作品に触れさせる。 ▫️自然とのふれあい。 自然観察やアウトドア活動を通じて自然の美しさを感じさせる。 季節の変化にふれ、四季折々の草花や昆虫など観察する機会を設ける。 ▫️日常生活の中での美意識の育成。 料理やお菓子作りを通じて、食材の美しさや盛り付けの美しさを感じさせる。 インテリアやファッションに関するセンスを育てる。 ...
2024.06.15 14:55ユニークな像を描いたことで。障害のある子どもが創造を働かせてユニークな像を思いのままに描きました。それによって生まれた成果、体験が成長を促すと考えられます。 自己肯定感の向上 自分の内面世界を表現することで、自分に自信を持つことができます。ユニークな作品を完成させることで、達成感と自己肯定感が高まります。 喜びと楽しみの体験 自分の創造力を発揮し、その結果を楽しむことで、日常生活における喜びを感じることができます。これは精神的な健康にも良い影響を与えます。 コミュニケーションの機会 自分の作品を通して他者とコミュニケーションを図ることができます。作品について話し合ったり、説明したりすることで、他者とのつながりが深まります。 表現の自由 創造活動を通じて、自分の思いや感情を自由に表...
2024.06.14 14:55今回の絵は、「ステーキ」。今回のH君の絵は、「ステーキ」。 自分がとても好きな食べ物とのこと。 この絵の驚きは、醤油差しを描いたこと。 これは、僕も予想外でした。 お母さんに聞いたところ、ステーキに必ず醤油をかけるとのこと。その生活習慣が表現されたのでしょうね。 このことから考えられるアートの取り組み。 子どもたちが美術教育において、普段の生活の中の行動を表現したり、想像を働かせて望みを絵にする行為は、以下のような成長を促します。 創造力の発達 子どもたちが、創造を働かせ絵を描くことで、自分の内面世界を探求し、表現する力が育まれます。これは将来的に問題解決能力や発想力を高める基盤となります。 自己表現力の向上 絵を通して自分の思いや感じたことを表現することで、自己表現力が向上し...
2024.06.10 12:55障害児がたった一本の線を引くという行動。障害児がたった一本の線を引くという行動は、単なる物理的な行為以上のものであり、その背後には深い心理学的プロセスが隠されています。 この行動を通じて、行動心理学から認知心理学へとどのように導かれるかを見ていきます。 行動心理学の視点 行動心理学は観察可能な行動に焦点を当て、それがどのような環境要因や学習過程によって引き起こされるかを分析します。 障害児が一本の線を引くという行動は、次のようなプロセスを経ることがあります。 ▫️刺激と反応 ペンと紙という物理的な刺激が目の前にあり、それに反応して線を引く行動が生じます。 ▫️強化 この行動に対して褒められたり、他のポジティブなフィードバックが与えられると、子どもはその行動を繰り返すようになります。 行動心理...
2024.06.07 14:45就学前の児童が絵を描く絵を描くことに挑んでもらいました。 就学前の児童が絵を描く。 そのことから考えられる認知創造力には、以下のような側面があります。 1. 表現力 自分の感じたこと、思ったことを絵という形で表現する力。 子どもたちは言葉だけでなく、色や形を使って自分の内面を表現します。 2.観察力 周囲の環境や物事を注意深く観察し、その観察結果を絵に反映させる力。 3.想像力 現実に存在しないものや場面を想像し、それを絵として描く力。 ファンタジーの世界や未来の自分の姿など、自由な発想を形にします。 4.問題解決能力 描きたいものをどのように絵にするか考える過程で、様々な問題を解決する力。 5.集中力と持続力 絵を完成させるために必要な集中力や持続力が育まれます。 長時間...