発達に課題のある子どもがコマを作った。
自身がお正月に遊びたいという気持ちからコマになった。
廃材の段ボールと爪楊枝。材料は、自分で選んだ。その考え方、材料選び、そして創作力の素晴らしさに感銘を受け、今回取り上げました。
カタチや仕上がり具合も大事だけど、僕は、モノを作り出すという創造力と表現力を重要視しています。
仕上がったコマは、よく回りました。
発達に課題のある子どもの美術的発達思考について
発達に課題のあるお子さんの美術的発達思考は、個人差が大きく、一概にこうである、とは言えません。しかし、一般的に以下のような特長が見られることがあります。
特長
•自己表現の手段として:言葉でうまく表現できない気持ちを、絵や造形物を通して表現しようとします。
•感覚の探求:様々な素材に触れたり、音を聞いたりすることで、感覚を豊かにしようとする傾向があります。
•イメージの視覚化:頭の中に浮かんだイメージを、視覚的な形に表そうとします。
•繰り返しの行動:同じような作業を何度も繰り返すことで、安心感を得たり、集中力を高めたりすることがあります。
•非言語的なコミュニケーション:作品を通して、周囲の人々とコミュニケーションを取ろうとします。
支援のポイント
•個々の興味関心に合わせた活動
好きなものや興味のあるものを題材にすることで、意欲を引き出すことができます。
•自由な表現を促す:正解や不正解にとらわれず、自由に表現できる環境を用意することが大切です。
•多様な素材の提供:様々な素材に触れる機会を与えることで、表現の幅を広げることができます。
•プロセスを重視する:完成された作品よりも、作品を作り出す過程を大切にすることが重要です。
共感的な関わり
子どもの表現に対して、共感的に向き合い、肯定的な言葉をかけて励ましましょう。
美術活動がもたらす効果
•コミュニケーション能力の向上
作品を通して、周囲の人々と交流することができます。
•創造性の育成
自由な発想で作品を作り出すことで、創造性を育むことができます。
•心の癒し
表現活動を通して、心の状態を安定させることができます。
その他
•発達段階や課題の種類によって、支援の方法は異なります。
•重要なのは、お子さんの個性を尊重し、安心して表現できる環境を作ってあげることです。
制作過程でできること
•子どもの作品をじっくりと観察し、どんなことを表現しようとしているのか考えてみる。
•子どもの言葉に耳を傾け、どんなことに興味を持っているのか尋ねてみる。
•一緒に作品作りを楽しんでみる。
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発達に課題のある子どもがコマを作った。
大場六夫's Art Random 僕の美術教育論
アートは、膨大だ。想像は、無限。そのアートを子どもたち(障害児を含む)と一緒に取り組んでいます。参加者募集中です。全国どこからでも参加いただけます。
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