3歳児におけるアート活動の実践とその心理的影響に関する観察報告。
本報告では、3歳児を対象としたアート活動における思考の変化および自己肯定感の高まりについての記録です。
活動には30名の児童が参加し、終始活気にあふれた雰囲気の中で実施できました。
活動開始前、児童は各々自由なテーマでの描画に取り組むことにやや不安を見せる様子も見られましたが、制作を進めるうちに表情が柔らぎ、描き終えた際には達成感とともに満面の笑顔を浮かべる児童が多数確認されました。
活動後には「もう一枚描きたい」との声が全員から上がり、自発的な創作意欲の高まりが顕著に観られました。中には5枚の作品を描き上げた児童もいて、活動が個々の表現欲求に強く働きかけたことが示唆されます。
このようなアート活動は、児童にとって自己表現の機会となるだけでなく、創作過程における試行錯誤や達成感を通して、自己肯定感や主体性の育成に寄与していることが観察されました。
なお、本報告に掲載している作品は当日の作品の一部であり、多様な表現が見られたことも特筆に値します。
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