子どもの眼。

子どもの眼。
子どもは、日々の世界をどのように見ているのでしょうか。
おとなが見過ごしてしまうような小さな変化、ささやかな光や色、形の違いに、子どもは立ち止まり、じっと眼を向けます。
道ばたの石ころ、壁に映る影、偶然できた絵の具のにじみ。
それらはおとなにとって「背景」でも、子どもにとっては「発見」です。 その発見の瞬間、子どもの心の中では「これは何だろう」「どうしてだろう」という問いが生まれ、想像が静かに広がっていきます。
子どもが何かに夢中になるとき、そこには必ず“感じる”体験があります。 美しい、ふしぎ、ちょっと怖い、おもしろい——言葉になる前の感情が、制作への意欲を芽生えさせます。 描くこと、つくることは、その感情を確かめる行為であり、自分なりの答えを探す過程でもあります。
美術活動の中で見られる子どもの表現は、技術の巧拙では測れません。 そこにあるのは、子どもが世界をどう受け取り、どう解釈したかという“視点”そのものです。 おとなの常識や正解から少し離れた場所にこそ、子どもならではの自由な眼があります。
私たちおとなにできることは、その眼を「教える」ことではなく、「見つめ直す」こと。 子どもの表現に立ち止まり、「なぜこう描いたのだろう」と想像してみる。 そこから、おとな自身の感覚や美意識も、少しずつ柔らかくほぐれていきます。
子どもの眼は、世界を新しく照らします。 その眼差しに寄り添う時間は、子どもだけでなく、おとなにとっても、日常を豊かにする学びの時間なのだと感じています。

大場六夫's Art Random 僕の美術教育

子どもの未来を育てる美術・デザイン教育 私たちの教室では、「絵が上手になる」ことだけを目的とせず、創造力・思考力・表現力を育む美術教育を行っています。また、本格的なデザイン教育では、色彩や構成、レイアウトなどを学びながら、「伝える力」と「考える力」を身につけます。

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