レゴで広がる「公園」の世界が育てる力

アートに取り組むだけが想像ではない。
豊かな想像を膨らませ表現する。

レゴで広がる「公園」の世界が育てる力
―教育心理学・創造心理学から見る子どもの発達―

 昨日の活動では、レゴを使って「公園」をテーマに作品づくりを行いました。
「公園」と聞いて何を思い浮かべるかは、子ども一人ひとり異なります。
滑り台やブランコを思い浮かべる子もいれば、いろいろと遊んだ体験を思い出して表現する子もいました。
この「思い浮かべる」という過程は、教育心理学では記憶(長期記憶)を呼び起こし、それを新しい形へと再構成する認知活動と考えられています。子どもたちは、自分の経験や知識をもとに、「こんな公園があったら楽しい」「ここにお店があったらいいな」と想像を膨らませ、新しい世界を創り出していました。
さらに創造心理学では、このような活動は『創造的思考(Creative Thinking)』を育てる大切な機会とされています。
決まった答えを探すのではなく、「もっと面白くするには?」「どう組み立てれば伝わるだろう?」と考えることが、柔軟な発想力や問題解決力につながります。
また、作品づくりの中では、「ここはみんなが遊べる場所なんだ」と、自分の考えを言葉で伝える姿も多く見られました。
作品を説明することで、自分の考えを整理する力や、相手に伝える力が育まれます。そして友だちの作品を見ることで、「そんな考え方もあるんだ」と多様な価値観に触れる経験にもなります。
レゴは単なる「組み立て遊び」ではありません。
子どもたちは、
「 経験を思い出す力(認知・記憶)」
「未来を思い描く力(想像力)」
「 新しいものを生み出す力(創造力)」
「考えを伝え合う力(言語表現・コミュニケーション)」
「 試行錯誤しながら完成へ向かう力(実行機能・問題解決力)」
 を楽しみながら自然に育んでいます。 
「公園」という一つのテーマから、それぞれ異なる世界が生まれたことは、子どもたちの心の中にある豊かな発想や経験が形になった証です。こうした活動を積み重ねることが、自ら考え、自ら創り出し、自信をもって表現できる力へとつながっていきます。
遊びのように見えるレゴの活動ですが、その一つひとつには、子どもたちの未来を支える「考える力」と「創造する力」を育む、大切な学びが詰まっています。

大場六夫's Art Random 僕の美術教育

子どもの未来を育てる美術・デザイン教育 私たちの教室では、「絵が上手になる」ことだけを目的とせず、創造力・思考力・表現力を育む美術教育を行っています。また、本格的なデザイン教育では、色彩や構成、レイアウトなどを学びながら、「伝える力」と「考える力」を身につけます。

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